3月23日から25日にかけて開催されたPHP のカンファレンス、PHPerKaigi 2023にコアスタッフとして參加しました。
phperkaigi.jp
PHPerKaigiは2019年から参加しており、2020年・2022年は当日スタッフとして参加していました。
そして、今回は9月頃にコアスタッフにお誘い頂き、自分が何か力になれるなら・・!とコアスタッフとして参加することにしました。
事前準備
事前準備ではノベルティ ボックスに封入されるパンフレットや当日会場で提供したオリジナルせんべいの制作、参加方法を紹介するブログ記事の作成などを行いました。
自分だけが持っているであろうサンプルカラーのお煎餅と共に
パンフレット
印刷物の制作経験はありませんでしたが、昨年のパンフレット格好良かったな、と手を上げてみました。
最初は「無線綴じ・・・?」「PP貼・・・?」という状態でしたが、PHPerKaigiは過去の対応内容がIssueとして残っているのでそれを参考にしながら制作を進め、デザイナーさんが素敵なデザインを作成して下さり、かっこかわいいパンフレットを作れて大満足です。
ただ、デザイナーさんに依頼するのがギリギリになってしまったので、もう少し余裕を持って進めれば良かったなと反省しています。
PHPerせんべい
kotomin_m さんの「オリジナルマカロン 作りたい、しょっぱいのも欲しい」という提案をきっかけにしょっぱいオリジナルお菓子何か無いかな、と探してお煎餅を作りました。
(kotominさんは他にもPHPerKaigi 専用Twitterアイコン も提案・実行していてすごい・・!)
当日会場ではこのように配布され、好評だったようで何よりです。
参加方法紹介ブログ
会期10日前に前回の振り返り結果が発掘され、「参加方法の紹介記事要るのでは」となり2020年の紹介記事 をベースに今年の新しい取り組みなどを反映した記事を作成しました。
blog.phperkaigi.jp
blog.phperkaigi.jp
↓WordPress を久しぶりに触って浦島太郎になっているPHPerの図
アンケートでも参考になったとの声がありとても嬉しいです。
一方、ブログに気づかなかったとの声もあったので、来年はより多くの人に伝わるようにしたいですね。
(良い方法思い浮かんでいませんが・・・)
当日
無線機
これまでPHPerKaigiではスタッフ間の連絡にSlackを使っていたのですが、今年はそれに加えて無線機を使うようになり、その管理を担当していました。
(スタッフぽく見えるようになって雰囲気が出るので今年はTrack Dを追加し会場を広く使う形になるので)
厳密に言えば事前準備から関わってはいましたが、iOSDC Japanで利用した業者さんへの打診や発注は実行委員長の長谷川さんが済ませて下さっていたので、ほとんど当日の運用だけ考えれば済みました。
無線機は各スタッフに特定の端末を割り当て毎日返却してもらう運用にしており、充電器に養生テープでそれぞれの無線機の番号を記載し、どの無線機が未返却なのか一目で分かるようにしました。
養生テープをどこかに貼って未返却の無線機を可視化出来たらなと何となく考えてはいたのですが、当日充電器を見てみると丁度いいスペースがあり、上手くハマったと思います。
無線機は実際使ってみると、思っていた以上に便利でした。
何か作業をしていたりする時はSlackのメッセージを確認出来なかったり、Slackに文字を打ち込む時間が惜しかったりするのですが、そういったときでも何となくスタッフ間のやり取りを把握出来たり気軽に連絡事項を伝えられたりするので、とても捗ります。
ただ、無線で流れている会話に意識を一定割合持っていかれたり長いやり取りに不向きだったりするので、使い分けが肝心だなとも思います。
HQ
今年はHQ(Head Quarter)担当として、
Informationコーナーで落とし物の対応をしたり
Twitter やニコ生から参加者の方の声(音声小さいなど)を拾ったり
Twitter で各種告知をしたり
していました。
HQは初めてだったので緊張していたのですが、HQ経験がある方と一緒だったので安心して担当出来ました。
HQ担当をするようになって知ったのですが、TweetDeckのチーム機能を使うと認証情報を共有しなくてもあるアカウントを複数人で使えるようになるんですね。
help.twitter.com
便利。
参加者向けに提供していたWi-Fi がday 0でダウンし、急遽業務用のWi-Fiルータ ーをレンタルすることになりました。
そのWi-Fiルータ ーを受け取りに行く所からday 1はスタート。
受け取りのために向かった業者さんの事務所はレンタル機器用倉庫の一角にカウンターが設けられている感じで、そういった普段関わらないイベント運営関係の業者さんを知れるのもカンファレンススタッフの醍醐味の1つですね。
Wi-Fi 復旧後はほとんど安定して動いていたようで何よりでした。
Track D
今年のPHPerKaigiではday 2限定でTrack Dとしてポスターセッション・スポンサーブースB用の部屋をオープンし、そのTrack D担当もしていました。
(と言っても、設営・撤収作業を他のスタッフの方と進めたり換気に気を配ったりした位ですが)
少し離れている位置にあり導線も分かりにくい部屋だったので参加者の方が来てくださるかが一番の心配事でしたが、uzulla さんが色々と考えてくださったこともあり賑わって良かったです。
1参加者目線でも、ポスターセッションは展示してあるポスターが会話のきっかけになり、初対面の人に話しかけづらい自分のような人間に優しい企画かなと思いました。
(開催されたら)来年もTrack Dをオープン出来たら良いな〜と思っています。
fortee.jp
自分もニッチではありますが自作OSS を公開してるので、「わかるー、趣味OSS 気軽に公開してこうぜ」って首をブンブン縦に振りながら読んでました。
fortee.jp
なんとなくキャッシュしよう、なんとなくRedis使おうと考えてしまいがちなので、IOバッファ/演算バッファに分けた説明がとても分かりやすかったです。
「あー、演算結果をプロパティに保存して再使用するのは演算バッファを無意識に考えていたのか」とか「確かにDBからRedisに変えても同じネットワーク越しのアクセスならあまり距離変わらないな」とか。
fortee.jp
runnの存在は知っていたものの「ウェブフレームワーク に備わっているAPI テストの仕組みと比べた時の嬉しいポイントなんだろう」と思っていたのですが、発表で背景を聞きすっと腹落ちしたのが個人的に爽快でした。
fortee.jp
PHP でもここまでいけるんだ、と勇気を貰えました。
また、イメージで「PHP 遅い」と言うのではなく、計測するの大事だなと思いました。
(他にも計測の重要性に触れた発表ありましたね)
fortee.jp
fortee.jp
これは自分の勝手な思い込みかもしれませんが、Rectorは何かコードをガッと変更したい時に単発で使うイメージでした。
そのため、RectorをCIで使う発表を2つ見て「そういう使い方あるのか、便利そう」とRectorに対する興味度合いが上がっています。
fortee.jp
私は型をかっちり書きたい派なのですが、「Eloquent、うーん・・・。型はかっちり書きたいけど、Laravel使ってるのに独自実装したら意味ないんじゃないか」とモヤモヤしていました。
なのでこの発表はとても気になっており、発表を聞き「確かにレールに乗ったほうが良いし、不便に感じているのはLaravelの機能を使い切れていない部分もあるのだろうな」と感じ、Laravelへの向き合い方の助けになりました。
fortee.jp
デジタルサーカスさんのPHPerチャレンジ問題を解いてから「解けはするけどなんだこの問題、すごいな」と思っていたので解説を聞けて大満足でした。
↑一番笑ったとこ
まとめ
今年は初めてコアスタッフとして参加しましたが、色々やれて楽しかったです。
参加者の皆さんも楽しんで頂けたようならとても嬉しいです。
ただ、自分から提案して進めたというより面白そうなのを拾ったりしたといった感じなので、来年はもっと自分発で動けたらと思います。
(と言いつつ、某バンドアニメのTシャツを買ってからカンファレンスTシャツにオリジナルのネームタグを付けたい欲がむくむくと湧き上がってきている今日この頃)
そしてここ半年(特に直近約3ヶ月)はPHPerKaigiが脳の一定割合を占めていたので少し休みたい気分半分、逆にスタッフをやっていない生活に違和感を覚えそうな気持ち半分、といった所です。
なので9月10月頃になって余裕があればアレとかアレとか当日スタッフに応募してみようかなーとぼんやり考えています。
というわけで、PHPerKaigi 2023の振り返りでした。
(開催されたら)PHPerKaigi 2024で会いましょう!